2013年7月12日金曜日

Office 365 SharePoint OnlineおよびSkydrive ProにてOffice Web AppsのPDF閲覧の障害

Office Web Apps 利用におけるPDF閲覧の障害(?)発生


いったん、iPhone用Office Mobileの話題からそれます。

Office 365 SharePoint Onlineの機能のうちの一つとしてOffice Web Appsという機能があります。この機能はSkydrive、SharePoint Online、SharePointにてブラウザー経由で、Microsoft社製OfficeおよびPDFをブラウザーで閲覧、編集することが出来るという機能です。

この機能のうちPDFの閲覧と編集が、2013年7月8日20:00(JST)現在、利用出来ない状態に陥っているようです。



現行Office 365 SharePoint Online Office Web Appsを利用する場合


通常ですと、Office Web Appsが開くところが、現状ですと、下記の通りの動作となります。

1.SharePoint Online上で任意のPDFファイル「ADFS.pdf」を選択






2.Adobe PDF Readerが自動的に開く




3.PDFを開く




また、iPadのsafairiでアクセスしてPDFを表示させようとすると、下記の通りiOSのデフォルトのビューワーであるWebviewでの表示となります。





Microsoft社のBlogに該当する記事が掲載されています。

PDFs in the Word Web App


http://blogs.office.com/b/officewebapps/archive/2013/07/03/pdfs-in-the-word-web-app.aspx

(以下抜粋)

SkyDrive Pro and SharePoint

We recently rolled out to SkyDrive Pro and SharePoint; however, after we enabled this capability we heard that customers began to encounter issues.
We spent some time investigating and determined that the best course of action right now is to temporarily remove the PDF viewing capability from Office Web Apps on SkyDrive Pro and SharePoint Online. We are working to resolve the issues as quickly as possible so that we can restore the functionality in a way that resolves the current issues.

どうやらSkyDrive ProとSharePoint OnlineのPDFのWeb Appsの機能は当分利用が出来ないみたいです。

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2013年7月11日木曜日

日本だけiPhone用のOffice Mobileのアプリのリリースが未定③

Office 365 SharePoint Onlineの内部アップデートが日本だけ遅れている?

二つ目の大きな理由として考えられたのは、日本だけOffice 365 SharePoint Onlineの内部アップデートが、世界の他の地域と比べて遅れていたという事実です。例えばOffice Web Appsについては、2013年1月以前から契約していたユーザも2013年3月頃に逐次、Office Web Appsについてだけは2013ベースで利用が出来るようになりました。この他、一部のAPI、カスタムリストの表示機能等にて2013ベースへの変更が行われています。

当Office 365の内部変更はどうやら日本地域が世界の他の地域と比較した場合、後回しになったとのことです。iPhone用のOffice MobileはSharePoint等のAPIを利用しており、このAPIの制約を受けています。

つまりこの内部変更が、他の地域と比較して追いついていないので、リリースが遅れているとも考えられます。


※私自身はマイクロソフト社の日本法人で正社員として勤務をしていた経験(2003年~2007年)がありますが、、当ブログの内容は完全に一ユーザとしての予想の範囲を一切出ません。私はここ5年間のマイクロソフト社とマイクロソフト社の顧客の企業戦略にかかわる一切の秘密を知る立場にありません。

2013年7月10日水曜日

日本だけiPhone用のOffice Mobileのアプリのリリースが未定②

1.日本特有のOffice提供ライセンス「プリインストール版」

あまり知られていないですが、日本だけにOfficeのプリインストール版というライセンス形態があります。これは、NEC、富士通、東芝等のPCのOEMメーカーが出荷するWindows版に、最初からOfficeがインストールされ、ライセンスもアクティベートされた形で販売されているバージョンです。詳しくはマイクロソフト社のWebサイトにて掲載がされておりますので、こちらをご参照ください。

マイクロソフト社はこれまで、Office製品を提供するにあたり、このプリインストール版のマーケットセグメントと重複する場合については、他の国々および地域よりも遅くリリースをする、もしくはリリースを実質行わいという販売戦略を実施する場合があります。

例えば、Office 365には日本以外ですと、Home PremiumというEditionが海外には存在しています。こちらはなんとリリースから100日で契約者が100万本を突破したライセンスです。恐らくこれには一ヶ月の無料お試しユーザもカウントされているとは思いますが、海外の他のクラウド系のサービスと比較しても、非常に驚異的な数字と言えます。

このように、日本でもきっと大きな反響を得られるであろう商品の販売が見送られることは今回に始まったことではありません。

つまり、今回のリリース延長発表には、プリインストール版に始まる日本独自のOffice販売戦略が理由の一つとなっても不思議なことでは無いです。

※私自身はマイクロソフト社の日本法人で正社員として勤務をしていた経験(2003年~2007年)がありますが、当ブログの内容は完全に一ユーザとしての予想の範囲を一切出ません。私はここ5年間のマイクロソフト社とマイクロソフト社の顧客の企業戦略にかかわる一切の秘密を知る立場にありません。

2013年7月9日火曜日

[速報]Office Mobile for iPhoneのダウンロード状況

Office Mobile for iPhoneのダウンロード状況


Office Mobile for iPhoneについてUSのコンピュータニュース大手COMPUTERWORLDが「Office for iPhone downloads start with a bang, but fizzle before 4th」という記事を掲載しています。

非常に面白い内容ですので、抜粋と簡単な要約をします。

この記事は、オランダのDistimoというApple iOS、Google Android、Microsoft のWindows 8とWindows Phoneについて調査を行う会社が発表したデータを基にしています。

これによると下記の通りです。

6月14日:マイクロソフト社がOffice Mobile for iPhoneを公開

6月15日10位でAppStoreのランキングにデビュー(恐らく全無料アプリの中でのランキング)

6月16日全無料アプリの19位まで後退

6月17日~23日36位から21日金曜日には86位まで後退、23日には299位


また、6月15日~20日: 20万ダウンロードがされていたと予測。


Office Mobile App Store Ranking

※上記結果発表はCOMPUTERWORLDのWebサイトに掲載されているものを引用したものです。


引き続き、弊社もOffice Mobile for iPhoneの動きを見ていきたいと思います。

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2013年7月8日月曜日

世界で日本だけiPhone用のOffice Mobileのアプリのリリースが未定①

「iPhone用のOffice Mobile」のアプリのリリースメールのお詫びメール


マイクロソフト社から公式のメールでiPhone用のOffice Mobileが延長されたというお詫びのメールが来ました。



日本では提供されないというメールになります。先日のメールはどうやら全世界のOffice 365契約者への一斉メールだったようです。

さて、今週は日本のリリースが遅れている理由を考えてみたいと思います。


※私自身はマイクロソフト社の日本法人で正社員として勤務をしていた経験(2003年~2007年)がありますが、、当ブログの内容は完全に一ユーザとしての予想の範囲を一切出ません。私はここ5年間のマイクロソフト社とマイクロソフト社の顧客の企業戦略にかかわる一切の秘密を知る立場にありません。


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2013年7月2日火曜日

Office mobile for iPhoneのUIおよび機能:ログイン画面③

今回はOffice Mobile for iPhone (Microsoft社のiPhoneアプリ)のWord、Excel、PowerPointの内容を見てまいります。








いかがでしたでしょうか。以上がOffice Mobile for Office 365 Subscribers (Microsoft社のiPhoneアプリ)のUIの説明です。

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2013年7月1日月曜日

Office Mobile for iPhone UIおよび機能:ログイン画面②

今回はOffice Mobile for Office 365 Subscribers (Microsoft社のiPhoneアプリ)のUIをもう少し詳しく見ていきましょう。





次回はもう少し詳細に各Word、Excel、PowerPointでどのように表示が可能かみていきます。
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2013年6月28日金曜日

Office Mobile for iPhoneのUIおよび機能:ログイン画面①

Office Mobile for iPhoneのUIおよび機能







次回はactivation後のUIIを見ていきます。

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2013年6月27日木曜日

Office Mobile for iPhoneの利点、不利な点

本日はSharePointおよびSkydriveの利用の視点からみたOffice Mobile for iPhoneの利点、不利な点アプリの利点、不利な点について紹介をします。


■利点

  • Office 365の加入者(Subsriber)なら「無償」でダウンロード、利用することが可能。
  • Word、Excel、PowerPointをオフラインでも利用することが可能。
  • Office 365 SharePoint online、Skydriveを利用している場合、IDとPWの入力だけで、URLの入力が必要ない。

■欠点

  • Office 365に加入(Subscribe)しなければ利用が出来ない。

  • ログイン
    • SharePointとSkydriveに一旦ログインすると、ログアウトすることが不可能。
      • ログアウトするにはアプリの初期化設定しかない。
    • パスコードロック設定が出来ない。
  • カスタムリスト
    • タイトル列の内容しか表示されず、編集、新規作成が一切出来ない。
    • リンク集、ディスカッション掲示板、お知らせ、掲示板等のカスタムリストのフォルダは表示さえされない。
  • ファイル閲覧
    • PDFをオフラインで利用することが不可能
    • PowerPoint等で文字化けをする。
    • 「最近つかった項目」の同期がリアルタイムではなく、時差が発生する。
    • Zipファイルを開くことが出来ない。
  • ファイル編集
    • Officeのスペルチェック機能が無い。また、iOSのスペルチェック機能が使えない。
    • オフラインの場合は新規作成したドキュメントの保存がローカルにも出来ない。
  • 写真をアップロードすることが不可能。
    • 当アプリ自体がそのような機能が無い他、iOSデフォルトの「写真」アプリからのアップロードも不可能。
  • SharePointのビュー機能が使えない。
  • OneNoteが利用(表示、閲覧、編集)できない。
    • 利用するには別アプリが立ち上がる。
  • iPad版には最適化せれず。(2倍化することで利用が可能)
    • SufaceおよびOffice WebAppsの配慮があると言われている。
  • サーバ内横断型の検索が出来ない。
  • 日本でのリリースは完全に未定

  • PowerPointを表示した場合の文字化け





次回はAppStore版での評価についてみていきます。

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2013年6月26日水曜日

Office 365 契約者向けの通知:ダウンロードが可能になった?

一端、本題からそれます。本日今朝、Microsoft社からOffice 365契約者である私のアカウントに下記のようなメールが届きました。


「iPhone用のOffice MobileがOffice 365サブスクライバーの皆様にご利用いただけるようになりました。」

と記載されており、一瞬、驚きました。




ですが、下記の通りのページ遷移で、実際にはダウンロードが出来ませんでした。






どうやら、全世界のOffice 365契約者に一斉にメールされた内容です。

また、マイクロソフト日本法人の正式な呼び方は「iPhone用のOffice Mobile」とのことです。


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2013年6月25日火曜日

Office Mobile for Office 365 subscribersとは?


  • Microsoft社が提供するOffice365利用者向けiPhoneアプリ
  • Word、Excel、PowerPointの表示、編集、作成が可能
  • SkydriveやSharePointに接続可能


どんな特徴があるアプリか?

■Word、Excel、PowerPointの表示、編集、作成が可能。

  • iOSのWebviewで見られる箇所とは別の次元の文字列の乱れが見られる。
  • オフラインで利用することが可能であり、オフライン編集後に、オンライン化すると、サーバ側と同期してアップデートされる。

    • 最近開いたドキュメントを開くという形で表示を行うことが可能である。

     

■メールに添付されたOfficeの表示、編集も可能。




■下記クラウドに対応が可能

  • SharePointオンプレミス(Founation, Server等)
  • SharePointOnline
  • Skydrive
  • Skydrive Proの接続が可能。
    • マルチサイトに対応している。
    • 各サイトを一覧化することが出来る。複数のID,PWも保存が可能。



次回は当アプリの「利点」と「欠点」について詳しく説明します。

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2013年6月24日月曜日

マイクロソフト社によるOfficeアプリの発表


長らく業界でささやかれたMicrosoft社によるOffice アプリが、日本時間の6月15日に発表された。

その名も
Office Mobile for Office 365 subscribers
というアップルのアプリ史上最も長いアプリ名に思える名称である。
https://itunes.apple.com/us/app/office-mobile-for-office-365/id541164041?mt=8#

USのマイクロソフト社の発表では18日に日本にもリリースがされるとされたが、17日になりマイクロソフト日本法人の発表で、そのリリースが延期になった

日本ではいったい、いつ公開されるのかわからない、やきもきする中、弊社でこのアプリをインストールし、技術検証を行った。まずはこれについて、これから数日に分けて当アプリの情報公開を行っていきます。

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2013年6月23日日曜日

フェアユース社のブログの公開を開始します。

はじめまして

フェアユース株式会社 代表取締役の足立洋介とです。今後弊社商品、iPhone、iPadの業務利用、SharePoint、会社経営についてブログを記載してまいります。宜しくお願いします。


弊社紹介

弊社はMicrosoft社が提供するコラボレーションソフトウエアであるSharePointのiPhone、iPad、Androidアプリを開発することが出来る日本国内唯一の企業です。ソースコードをゼロから記載しています。


ShareOfficeとは

ShareOfficeはMicrosoftのSharePointオンプレミスおよびOffice 365 SharePoint Onlineにアクセスし閲覧するためのiPhone、iPadアプリです。ShareOfficeを利用すれば、外出先、会議室等どこからでもSharePoint ServerおよびOffice 365 SharePoint Online上のデータとファイルにアクセスすることが可能です。iOS6.01以上のバージョンに対応しております。無償での提供となります。ご質問、商談につきましてはcontact@fairuse.jpにて承っております。




  • iPhone (itunes)

https://itunes.apple.com/jp/app/shareoffice/id409136682?mt=8


  • iPad(itunes)

https://itunes.apple.com/jp/app/shareoffice-for-ipad/id412559217?mt=8


  • Android(Google Play)

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.fairuse.shareoffice&hl=ja



■SharePoint対応状況

・SharePointオンプレミス 2007、2010、2013
・Office 365 SharePoint Online


■ShareOfficeは次のようなビジネスシーンにて力を発揮します。

・社外で急にお客様に商品説明を求められた場合に、SharePoint内の商品カタログにアクセスしプレゼンを行う。
・会議室からSharePoint内の情報にアクセスして、ペーパレス会議を実施する。
・ファイルキャッシュ機能を利用して、電波状況の悪いところでも参照する。
・メール添付機能を利用してSharePoint内のファイルをその場で送信する。


■企業向けEnterprise版

(1)概要

Enterprise版はお客様のSharePointの利用用途、実際のビジネスシーンに最適な形でカスタマイズを行う、個別企業向け専用アプリになります。Apple社のEnterprise Programを利用することで、特定の企業内だけでのアプリの配布が可能になります。詳しくはcontact@fairuse.jpまでお問い合わせください。


(2)実績の一例

・ SharePoint 2013 ニュースフィード
→Microsoft社は独自のSharePoint Newsfeedアプリを提供しておりますが、弊社顧客は自社のSharePoint Server2013環境と特定のビジネスシーンに最適なアプリを希望。弊社は専用アプリを開発・提供致しました。

・ADFSを利用したシングルサインオン
→SharePoint OnlineとSalesForceの双方にADFSを経由してシングル・サイン・オンするアプリです。さらにProxy Serverと証明書を利用してセュリティ対策を実装しております。

・PDFの編集エンジンを搭載
→SharePoint内のPDFファイルをShareOffice上で参照、編集することを可能にしました。

・高度かつ複雑な承認決済ワークフロー
→InfoPathおよびSharePointの外部DBでSharePoint上に構築された承認決済ワークフローをiPhone、iPadで操作できるアプリ。


さらに詳細をご覧なれたい場合は下記PDFをご覧ください。
http://www.fairuse.jp/download/EnterpriseVersion.pdf

(以上)